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| 名前 | 赤木リツコ |
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| 所属 | |
| 技術開発部技術局第一課 | |
| 生年月日 | 1985年11月21日 |
| 年齢 | 30歳 |
| 性別 | 女 |
| 家族 | 父 : 不明(設定無し?) 母 : 赤木ナオコ 祖母 : 氏名不明 娘 : 赤木リツコ |
赤木リツコ(あかぎリツコ)は、『新世紀エヴァンゲリオン』の登場人物の一人。声優は山口由里子。
特務機関ネルフ本部技術開発部技術局第一課所属、E計画責任者。階級がないため「赤木博士」と呼ばれることが多い。総司令碇ゲンドウの技術顧問的な存在であるために、本部内では副司令冬月コウゾウに次いで機密事項に通じているものと思われる。母である赤木ナオコがかつてゲンドウの愛人であったことを知りながらも、自らも愛人関係を持つに至る。「無様ね」、「ロジックじゃないもの」の台詞が有名。
典型的な"何でも屋"で、本来の所管業務であるエヴァンゲリオンの運用以外にも、MAGIのメンテナンスやエヴァンゲリオンが使用する兵器の設計、使徒との戦闘時の技術指南など技術的な困難は全て彼女が解決している。専門は不明で、古き良き時代の特撮の「博士」役を与えられているといえよう。
左目の下の泣きボクロが目立ち、全体として整ったややキツい印象を受ける容姿である。黒髪(栗毛だという説もある)だが、大学時代以降は金髪に染めている。やたら身体にぴったりとした服を愛用している。勤務中は白衣を着用していることが多い。第壱話『使徒、襲来』では水着の上に白衣という服装で登場している。
趣味は猫の小物集め。ヘビースモーカーであり、またコーヒーを愛飲する。
直属の部下として描かれる伊吹マヤからは「先輩」と呼ばれている。(経緯については『伊吹マヤ」』参照)
葛城ミサトと加持リョウジとは大学時代からの友人。ミサトとの関係においては、第拾六話『死に至る病、そして』以降、ネルフ内部の機密に通じていない彼女から不信感を抱かれる場面が多々あったものの、概ね親友として良好な関係を保っている。劇中ではコンフォート17にあるミサトの自宅を二度訪れており、いわゆる「ミサトカレー」を食べている。加持との関係においては、互いを「リョウちゃん(加持君とも)」「リッちゃん(赤木とも)」と呼んでおり、職務上の要請から適度な距離を取りつつも親密な様子を窺わせる。
ゲンドウの一人息子である碇シンジに対しては、第弐拾参話『涙』までさほど感情らしきものを見せていないかった。この点につき、表面的であれゲンドウとの関係が上手くいっていたための余裕であるという見解がある。
チルドレンに比べると人気は劣るものの、一部には熱狂的なリツコファンもいる。ただしアヤナミストのような特定の名称は与えられていない。
姓の「赤木」は日本海軍航空母艦「赤城」から、名の「リツコ」は庵野秀明の中学時代の友人から。この由来のために「赤城リツコ」と誤記されることも多い。
ゲンドウとのプライベートでの関係がいつから始まったかについて本編から窺い知ることはできないが、早くてもゲンドウの妻ユイの死後であろうことから、二人の関係を愛人関係と表現するのは適切ではないという見解がある。ただ、ゲンドウが亡き妻を愛し続けながらもリツコと関係を持ったことは明白であるから、感情的な次元では愛人関係であると評すべきだろう。
ゲンドウの側からすれば、ナオコとの関係がそうであったように有能な科学者である彼女を自らの元に繋ぎ止め、人類補完計画を滞りなく推進するために利用したに過ぎないのだろう。第弐拾話『心のかたち 人のかたち』での「‥男と密会とはね。…人のことは言えないか」という台詞と表情からは、リツコもそういった意図を頭では理解しながらも、ゲンドウを愛してしまっていることが窺える。
また、ゲンドウがレイに尋常ならざる愛情を向けるのを目の当たりにすることで、母ナオコがそうであったように潜在的な不安感に由来する激しい嫉妬心を抱いてしまう。第拾七話『四人目の適格者』のダミープラグ生産場でのシーンに、その一端を垣間見せる描写がある。第弐拾参話においてゲンドウのためにと全裸でのゼーレの査問に応ずるも、それがレイを庇うためのものだったと知るや、一気に破滅的な衝動を抑え切れず、シンジやミサトの眼前でダミーシステムのコアとなるレイのクローンを破壊してみせた。ゲンドウの一人息子シンジに「お母さん(ユイ)の消える瞬間をあなたは見ていたはず」と告げたり、クローンの破壊に立ち合わせたのは、自分たち親子を苦しめたゲンドウに対する復讐の意図があったのだろう。
第弐拾四話『最後のシ者』には、ダミーシステム破壊の廉で本部施設内に拘留され、事情聴取に現れたゲンドウに「私の体を好きにしたらどうです。あの時みたいに」という場面がある。ファンの一部にはこの台詞から、二人の関係はゲンドウによって無理矢理関係を持たされたことに始まると解釈する向きがある。劇場版では一時は「男と女はロジックじゃない」とMAGIの自律防御に従うものの、ターミナルドグマのリリスの前にてゲンドウとの心中を図り本部施設を自爆させようとした。しかしカスパーの裏切りでその目的を果たせぬまま、ゲンドウによって射殺された。
射殺される直前には、ゲンドウの「赤木リツコ君、本当に」に続く台詞が消音され、リツコは微笑みながらそれに「ウソつき」と答えるという印象的な場面がある。ファンの間ではゲンドウが実際に何と言っていたのかという議論が活発になされている。また、アフレコ台本でもゲンドウの台詞は空白になっており、山口由里子自身も演技に戸惑ってしまったため、最終的には庵野監督からゲンドウ役の立木文彦に「ある台詞」を言うように指示があり、それによって納得する演技ができたと山口は後に語っている。
母と娘が同じ男と関係を持ってしまう状況は、エレクトラ・コンプレックスを思い起こさせるが、第拾参話『使徒、侵入』での「(ナオコを)女としては憎んでさえいた」との台詞はそれを裏付けよう。
描きやすい特徴を持っている為か、リツコを好んで書く作家も多く、主役になっているものも多い。
いわゆるマッドサイエンティストにされてしまうことが極めて多いが、これは科学者(技術者)という職業設定と、本編における何でも屋的な役回りが影響しているのだろう。年齢ネタ(三十路)も比較的多いが、美少女魔法使いだったりすることもあり油断はならない。また、金髪に染めているのに対し眉毛の黒さが目立つことをから、それを茶化すような表現が多々見られるが、これはFF作家自身が実際に髪を染めた経験がないことに由来するものと思われる。なお、作者が軍事に造詣が深い場合には職業軍人としての階級を与えることが多く、たいていはミサトと同格の一尉待遇ないしは三佐待遇とされるが、まれに一佐待遇であったり准将待遇であったりすることもある。ミサトより階級が上と設定された場合に於いてはミサトに対する彼女の小言は本編以上に辛辣である。
学園エヴァに属するファンフィクション(FF)では、白衣を着ているという連想からくるものと思われるが「理科の教諭」とされるか「養護教諭」(保健室の先生)とされるかのどちらかのパターンが多い。とりわけ、なぜか「保健医」と言う肩書きで保健室に常駐する医師であるとする設定が多く、公式派生作品の一つである『ぷちえう゛ぁ』でもそのように設定されている。これに関連して「保険医」なる誤記が頻発する。ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド2nd』では、ネルフ所属の研究者と言う本編と同じ立場にありながら、保健室に常駐し治療行為をしている。
本編再構成物、AfterEOE物等でも医師役や医師の真似事を行っているものは比較的多い。コミック版で綾波レイの体のメンテナンスの一環として注射を行っている描写もあり、「古き良き特撮の博士役」と言うリツコのキャラクターからして見ても違和感はあまり感じられない。
ミサトがシンジや惣流・アスカ・ラングレーと共に描かれることが多いのに対して、リツコはレイと共に描かれることが多い。商業作品であるコミック版鋼鉄のガールフレンド2ndのカップリング・アンソロジー(単行本では6巻に収録)でも同様のカップリングで描かれる。
恋愛関係は、ゲンドウとの関係を描いている作品は意外に少ない。これはゲンドウとリツコの人気の低さによるところが大きいが、年齢層が高い者同士の恋愛関係は若年層に書きにくいという面もあるだろう。それよりもマヤとカップリングさせている作品の方が目立つといってよい。
『マッドサイエンティスト - Wikipedia(JA)』の「フィクション中の著名なマッドサイエンティスト」の節に、母赤木ナオコ及び碇ゲンドウと共に列挙されている点が興味深い。