綾波レイ

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エントリープラグ内の綾波レイ
氏名 綾波レイ
生年月日 不明
年齢 14歳(データ上)
性別
摘要 ファーストチルドレン
親族 存在せず

綾波レイ(あやなみレイ)は、『新世紀エヴァンゲリオン』の登場人物。担当声優は林原めぐみ

目次

[編集] 人物

プロトタイプであるエヴァンゲリオン零号機の専属パイロットファーストチルドレン

出生に重大な秘密を抱えており、姓名と14歳というデータ上の年齢を除き、全ての経歴は抹消済みという設定がされ、アニメ中の描写や直後に発売された資料集はこの方向で統一されていた。しかし、後に等身大フィギュアや企画物CD『EVANGELION ~THE BIRTHDAY OF Rei AYANAMI~』といった商品展開に伴って、身長や生年月日などの数字が発表された。

第3新東京市に着いたばかりのシンジが最初に見かける登場人物だが、その時レイは前述の事故のため病床に伏せており、この描写の意味するところについてはファンの間で議論が分かれる。
青髪紅眼等の特徴的な容姿、基本的に無口だが意思は強く目線で物を語る等といったキャラクター造形により、多くのファンを獲得した。

ちなみに、シンジを平手でたたくシーンからは右利き、雑巾を絞るシーンからは左利きであることが伺える。

[編集] 作中での綾波レイ

[編集] 第壱話から第六話

惣流・アスカ・ラングレーと並び『新世紀エヴァンゲリオン』のヒロインである。綾波レイは第壱話からの登場であり、シンジの目に映った「綾波レイらしき姿」を入れると主人公碇シンジの次の二番目に登場するキャラクターである。

感情が表に出る場面はほとんど無かったが、第壱話において怪我をした身でもエヴァに搭乗しようとすることを初めとして、意思の強さを示すセリフや行動は多く描かれていた。碇ゲンドウについてのシンジの発言を聞いて彼の頬を平手で叩くなど、碇ゲンドウとの関係を示す行動や言動は多かったが、その後も含め綾波レイからみてそれがどのようなものなのかは作中でははっきりと示されなかった。

[編集] 第六話以降

第六話からはレイの心に動きが見られるようになる。初めは碇司令(碇ゲンドウ)にのみ心を許していたが、第弐十三話において碇シンジにも心惹かれていたことが判明した。

[編集] 出生の秘密

綾波レイは、碇ユイに何らかの関係をもつ「作られた人間」である。ゲーム新世紀エヴァンゲリオン2』で肉体はユイのコピーと説明された。ネルフ本部最深部ターミナルドグマにおけるダミーシステムの生産工場には、レイの「予備の肉体」としてのクローンが多数存在する。

シンジがレイの雑巾を絞る姿を見て「なんかお母さんという感じがした」と彼女に母性的なものを感じたり、ゲンドウが実の息子のシンジ以上にレイに目をかけていたのはこのためである。髪や瞳の色を除き外見はユイに酷似しており、レイの存在を知らなかった赤木ナオコも一見してユイとの関係を疑っている。

具体的な碇ユイとの関係や、肉体がどのようにして作られたかは作中で明らかにされることはなかった。しかしEOEのパンフレットでは、綾波レイの身体はエヴァンゲリオン初号機に取り残された碇ユイサルベージしたものと記述されている。しかし肉体組成については、スキゾ・パラノでの貞本氏や鶴巻氏の発言によれば碇ユイの遺伝子は半分しか入っておらず、残り半分はアダムの遺伝子であるという。そして作中で度々描写されるレイの残虐性についてはこのアダムの遺伝子によるものと説明されている。よって遺伝子的にレイは人間ではなく、当然碇ユイのクローンでもない。しかしこの肉体組成に関する発言と、先の出生に関する記述は互いに矛盾する面を持つことも確かである。またゲヒルンの要職にある赤木ナオコや、E計画に配属されて3年目になる赤木リツコでさえレイの存在を知らなかったらしいことから、非常に限られた人間を中心に作成されたものと考えられる。
セントラルドグマ内にある人工進化研究所3号分室がレイの生まれ育った場所である。コンクリートの打ちっ放しの内装、ビーカーや薬品の瓶が乱雑に放置されいる様子などがレイのマンションの様子と酷似しており、この場所のイメージがレイに強い影響を与えているとリツコは語っている。

魂の生じなかったレイの肉体にはリリスの魂が宿らされている。多数の肉体的「予備」が存在するものの、魂が宿り稼動しているレイが常に一人しか存在しないのはこのためである。第弐拾四話ではアダムの魂を宿らされた渚カヲルことタブリスに「君は僕と同じだね」と言われている。

レイ誕生の時期については、第弐拾壱話『ネルフ、誕生』脚本決定稿に、2010年に現れた一人目のレイについて「7歳に見えるが5歳」と書かれており、このことから2004年から2005年の間にレイの肉体が作られたことが分かる。また5年で7年分の成長をしていることから、実時間で10年経過した2015年に14歳の肉体であることと整合している。誕生月日の設定は「過去の経歴は全て抹消済み」であることにより白紙である。後に関連商品として『EVANGELION ~THE BIRTHDAY OF Rei AYANAMI~』などが発売されるにあたり、登場するほかのキャラクター同様、担当声優である林原めぐみのものをとって3月30日という日付が発表されたが、2006年発行の『エヴァンゲリオン・クロニクル』では再度「不明」とされた。

[編集] キャラクター造形

[編集] インスピレーション

綾波レイ誕生の直接のインスピレーションをキャラクターデザイン担当の貞本義行に与えたのは、ロックバンド『筋肉少女帯』の作品、『何処へでも行ける切手』および『福耳の子供』等から。

前者の曲から、「包帯を巻いた女の子」という初登場時他のビジュアルイメージや大まかな性格設定が、後者の曲から「ボソボソと話す」イメージが閃いたと貞本義行が語っている。(漫画版『新世紀エヴァンゲリオン』第2巻 巻末インタビュー及び『庵野秀明スキゾ・エヴァンゲリオン』163~164ページ)

[編集] 名前の由来

姓の「綾波」は帝国海軍吹雪級(II型)駆逐艦一番艦「綾波」から。名の「レイ」は漫画『美少女戦士セーラームーン』の登場人物「火野レイ」からで、セーラームーンのアニメシリーズを手がけた幾原邦彦をスタッフに引き入れようとの思惑からつけられたが、この企ては実現しなかった。また「零(れい)」との掛け言葉でもある。

企画段階のごく初期においては「一条ユイ」と呼ばれていた。

[編集] デザイン

目は赤、髪は青、など数々の特徴的なデザインをされたキャラクターであるが、このうち、目が赤い理由について貞本義行は漫画版新世紀エヴァンゲリオン第二巻の巻末インタビューで「ヒロインのひとりであるにもかかわらず地味すぎるというのと、ゲームにした時、ドットの色味でキャラクターがわかるようにというビジネス的なことから」であったと述べている。これにより、基本的に無口であり視線で物を語るという姿勢がさらに引き立てられることになった。

[編集] コミック版における綾波レイ

感情をあまり表に出さない本編に対して、貞本版では相対的に人間的なキャラクターとして描かれている。リツコに対して挑発的な言辞を投げかけたり、シンジに対してストレートに好意を示すなどが特徴的なエピソードである。また、天然ボケな一面も見せる。しかし、原作同様3人目として登場したレイは基本的に原作であるアニメ版と同じ性格になっている。

[編集] 二次創作における綾波レイ

[編集] 終局の続き(仮題)

一次創作者自身である庵野秀明が書き下ろしたこのCDドラマを二次的創作物と捉えるべきかどうかについては結論は出ていないが、ここで描かれるレイは本編のそれとはかなり違っていることもまた事実である。登場当初はテコ入れのために新作されたプラグスーツ赤木リツコ及び葛城ミサトの命令に唯々諾々と従って装着するといったように本編準拠と捉えられなくも無い。しかしストーリーが進むに従って、アスカにマシンガンのごとく反論した挙句、往復ビンタを食らわしてみたり、ペンペンに日本語をしゃべらせてみよう』というくだりでは「それ、ナイス」等と賛意を示したり、終盤、抜き差しならない状況下でのネタ出しの最中に二回に渡って「司令、交代」碇ゲンドウの降板を要求するといった、結構きつめのキャラクターに変貌している。

[編集] 『アルエ』

『天体観測』などの作品で知られるロックバンド『BUMP OF CHICKEN』のメンバー、藤原基央はエヴァのファンの一人であり、その中でも特に綾波レイに特別な思いを寄せていた。そしてそういった思いの中で作られたのが1999年03月18日に発売されたアルバム「FLAME VEIN」に収録された BUMP OF CHICKEN の作品『アルエ』である。2004年3月31日にはシングルカットもされ、限定盤として発売された。「アルエ」の曲名は綾波レイのイニシャル"R.A"から、もしくは姓名"Ayanami REi"からとられたものであり、歌詞の様々な部分に綾波レイのイメージを歌ったフレーズが散見される。

アニメに思い入れをする人間を有無を言わさず「オタク」として特別視する一般の視線がある一方、このように「エヴァ好き」を公表する有名人もおり、またその思いを実際の作品にまで昇華したと言う点も含めて、この『アルエ』はファンの間で広く知られることになった。

[編集] 二次創作小説等

特記すべき事として「リナレイ」の存在がある。これは最終話『世界の中心でアイを叫んだけもの』でのいわゆる「学園エヴァ」と呼ばれるシーンでの明るい性格のレイに準拠したキャラクターである。

ファンフィクション(FF)では、天然ボケとして造形されることも多い。リナレイの場合はもちろん、本編通りの性格であっても、無表情天然ボケとされることもしばしばある。

世間知らずで服を制服しか持っていないと設定される場合もあり、レイが明るくなる場合は大抵服を買いに行っている。

本編放送当時は自己主張の強いアニメヒロインが多かったなか、無口・無表情・神秘的なこのキャラクターは衝撃的で、以降この系統のヒロインを「綾波系」と表現する向きがある。アヤナミストと呼ばれるファンも多く、ウェブ展覧会『綾波展』や『綾波メーリングリスト』などが組織され、現在も活動を続けている。

[編集] 関連項目

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