沈下型領界侵攻銃(フィールドシンカー)とは『それをなすもの』に収録されている山下いくとの劇場版オリジナル小説『彼方の待ち人』に登場するエヴァンゲリオンが使用する兵器。コードネームは「死神の背骨」。『月刊電撃ホビーマガジン』2004年6月号に掲載された立体模型「エヴァンゲリオン零号機F型装備」において「天使の背骨」というコードネームで復活している。
ネルフ・ユーロドイツ支部が開発した兵器であり、浸食型に位相変換したATフィールドに加速した重粒子を乗せ、従来のATフィールドの反発力によってよってさらに加速させ目標に到達させるものである。政治的手腕をもって弐号機を本部から奪還し本武装と合わせて国際政治の切り札とする目的であったが、これを察知したネルフ本部の特殊部隊と初号機がドイツ支部を急襲し、本武装は本部に接収された。ATフィールドを発生させる本武装は、これ自体がエヴァであると言える。
基本原理は死神の背骨と同一。ただし、ATフィールドを銃の中に発生させることは現在のテクノロジーでは困難であり、そのために零号機の右腕と右脚を切断し、垂吊した銃の中に組み込むことで目標を達成している。この組み込まれた組織は零号機本体と有機的に繋がっており、神経的には四肢に欠損がない状態を半擬似的に作り出している。これにより、本装備の制御はインダクションモードではなく神経接続を介して行う。右二肢の切断により移動が極めて困難となったため、位置づけはあくまで実験機である。これに伴い機体塗装は再度オレンジ色に戻されている。
このシステムはATフィールドに対する絶対兵器になる可能性を秘めていたが、起動時に実験地区全域に重度の精神汚染を及ぼし多数の人命が失われたため、存在自体が抹消された封印兵器となった。