新世紀エヴァンゲリオン2 造られしセカイ - another cases -rmLdTdLはプレイステーションポータブル(PSP)向けに発売された新世紀エヴァンゲリオンのゲーム。発売は「バンダイナムコゲームズ」、開発はプレイステーション2(PS2)版の『新世紀エヴァンゲリオン2』と同じく「アルファシステム」。以下の概要に記述するとおりPS2版に比べて改変された部分が多いため一部コミュニティーでは『新世紀エヴァンゲリオン2.5』と称しているユーザーもいる。
[編集] 概要
2005年9月の東京ゲームショウで、PSPをプラットフォームにした本ゲームの発売が発表され、2006年4月27日に発売された。PS2版の単純移植ではなく、IMが50%近くにわたって変更され、新たなパラメータが追加されるなど、大がかりな改造が施されている。また、演出面でも、極力エヴァらしさを保つために用意されなかった個人エンディングが追加されるなどしている。PS2版で賛否両論のあった「エヴァンゲリオンらしいがカタルシスの感じられないエンディング」についても見直しが行われ、実現難易度はそれなりに高いものの「大団円エンディング」が追加されている。
DVD-ROMとUMDのメディア容量の違いからかオープニング・アニメ(『残酷な天使のテーゼ』の歌を含む)やエンディングの『FLY ME TO THE MOON』の歌が割愛されている。特定の場所でアイテムを探すことが出来ないなどシステムの変更も目立つ。
[編集] 主な変更点・追加点
- ゲームの進行に応じて追加装備される武器に『マゴロク・エクスターミネート・ソード』が追加された。
- プレイヤーキャラクターがチルドレンである場合、エヴァンゲリオンを使用しないで殲滅したイロウル以外の全使徒との戦闘が行われる可能性がある。本編ではどう殲滅したのか全く不明であったレリエルの殲滅方法は『内なる自分との対話』として描かれ、一定ターン内に『内なる自分』のATをある数値以下にすることが勝利条件とされる。逆にプレイヤーキャラクターが赤木リツコ・伊吹マヤ・日向マコト・青葉シゲルの時は、通常の使徒戦に於いてはこちらからアクションを起こすことは出来ずに傍観せざるを得ないが、イロウル戦では逆クラックを以って戦うこととなる。
- 前作では判りづらかった人間関係が会話終了時とシステムメニューから確認できるようになり、行動の方針が前作よりも立てやすくなった。
- 射撃練習場が前作ではセントラルドグマへの侵入方法を知らないと行くことが出来なかったのが、今作ではネルフに行くことが出来るキャラクターであれば誰でも立ち入るが出来るようになった。これは「白兵技能」パラメータの意味の変化によるものである。
- 「インパルス」と呼ばれる新パラメータが追加されている。これは言ってみれば動作を起こすための「きっかけ」に相当するパラメータであり、特定の動作を行うために消費され、くつろぐなどで補充される。ATが高いと補充率が鈍る性質がある。
- 前作では実行結果の成否がROM内で決定されていた一部の戦闘、勉強等に「成否判定パルス」と呼ばれるミニゲームが導入されており、たとえ各パラメータ値が最大に近くてもこのミニゲームを失敗すると以後の展開が不利になったり、敗北したりするようになった(なお、前作でも行動の成否判定自体は常に行われていた)。このことは逆に言えば各パラメータ値が芳しくなくてもプレイヤーの反射神経が優れていればゲームが続くことを意味する。
- シナリオコンプリートの数に応じてゲーム内のコンビニにて特殊アイテムが販売され、そのアイテムを購入することでシナリオの難易度を下げることが出来るが、そのほとんどが魔法紛いの効果を持つため賛否がある。
- そのほかの特色として、第3新東京市立第壱中学校に一般無名のクラスメートが、ネルフ本部自販機コーナーに一般無名の職員が登場するようになったことが挙げられる。一般職員に関しては未確認だが、クラスメートは街が破壊されると疎開で人数が減少するようになっている。
- 使徒の出現順に関しては前作同様ランダムであるが、唯一チュートリアルを兼ねる碇シンジのシナリオ「使徒、襲来」のみ原作アニメ通りの順番で出現する。
- 些細な変更点として、綾波レイの食事シーンが、前作ではどう考えても肉を含むであろう物を食べている描写があったが、ご飯とカップスープ、大皿のサラダに固定されている。
[編集] 特筆すべきイベント・シナリオ
注意:以下には『新世紀エヴァンゲリオン』に題材を採ったゲームに関する攻略情報、裏技、設定等の記述が含まれます。
[編集] 父兄参観に碇ゲンドウ現る
碇シンジのシナリオの一つ「でも、この世界が好き」で発生するイベント。シンジと碇ゲンドウの間の関心・好意の各バラメーターが一定以上の状態で学校に登校すると発生する。
- その日は父兄参観であった。授業開始直後、突如として鳴り響くジェットエンジンの騒音。驚いて窓を見やるとそこにはネルフ専用VTOL重戦闘機から縄梯子を降ろし、そこにつかまっているゲンドウの姿があった。パワーメガホンでシンジにちょっかいを掛けるお茶目なゲンドウであった。
[編集] 伊吹マヤは拒食症
伊吹マヤのシナリオ「若草の頃」に於ける初期状態である。彼女が潔癖症であることは本編でも指摘されていたが、ここではさらに拒食症も患っていることが明らかにされた。当シナリオでは、同僚のある男性と付き合うことで潔癖症・拒食症を克服し、彼女なりの補完された世界を目指す。
[編集] 洞木コダマ・ノゾミ姉妹死亡
このイベントはシナリオに関係なく発生する可能性がある。プレイヤーキャラクターの洞木ヒカリへの好意・関心の各パラメーターが相当に高い状態で街の被害が中規模以上になると発生する。同じような条件で発生するバッド・イベントには他にコンフォート17消滅、レイのアパート消滅がある。
[編集] ペンペンの恋の行方
前作では話自体は長いが一つのイベントとして発生した「ペンペンの恋から失恋」であるが、本作では丸々一つのシナリオ「ニンゲンの手がまだ触れない」に昇格した。
- ペンペンはテレビに良く出てくるメスのヨークシャー・テリア「モカ」ちゃんに種族を超えた恋愛感情を抱いている。彼女はペット・タレントなので、運送会社等のCMやテレビ番組に出演しているのであるが、今度はジュースメーカーとのタイアップで「ジュースについている応募シールを5枚専用はがきに貼って応募すると本物そっくりのモカちゃんぬいぐるみが抽選で当たる」という、キャンペーンが行われることを知る。そのジュースはミサト宅の冷蔵庫にいつもストックされている銘柄であり、なぜか専用応募はがきも大量に手元にあった。ペンペンはジュースを飲んで応募シールを集めることを決意する。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク