カップリングとは、『新世紀エヴァンゲリオン』の二次創作作品において重要なFF設定の一つ。もっとも、作家や読者の中にはFF独自の設定ではなく、本編の設定でもそうだったとする主張する向きもある。
カップリングは「L○○」で表わされ、○○にキャラクターのイニシャルを入れる。例えばLASとは「Love Love AsukaXShinji」の略であり、惣流・アスカ・ラングレーと碇シンジのカップリングを意味する。基本的に女性のイニシャルが先に、男性のイニシャルが後に来るようである。なお、FF上の関係性から責めと受けを重視した表記方法もある。例えば「シンXレイ」とはシンジが綾波レイに迫るといった内容である。作品内容が「シンXレイ」でも「レイXシン」でも前者の表記方法ではLRSとしか表記できない、またLMSなどカップリングを特定しにくいものが存在する、などの不都合はあるが前者の表記方法が多くの作家や読者の間で共有されている。なお、エヴァ以外の作品の二次創作作品では後者の表記方法が一般的であるように思われる。
カップリングにおいて二大勢力はLASとLRSであり、エヴァFF興隆期では「どちらが正しいカップリングか?」などという議論が盛んに行われていた。テレビ放映後の人気投票では圧倒的にアスカよりレイに票数が集まっていたのに対して、FFではLRSよりLASの方が多い(実測したわけではないが)というねじれ現象は特筆に値する。これは劇場版において、物語の始まり、幕間、補完の始まり、終幕と話の節目にことごとくアスカが配置されたことも関係するだろう。事実、劇場版後は人気投票でアスカの人気がレイに迫るようになり、2003年秋の雑誌『日経キャラクターズ』における投票では10代の部、すなわちリアルタイムでエヴァを見ていない年齢層においてアスカがレイを上回るという結果にもなった。
主役であるシンジを据えたカップリングが多いのは事実だが、脇役同士のカップリングも存在している。特にLHTは一大ジャンルを築いているといってもよいほどだが、あくまでLASやLRSの添え物としての位置づけである場合が多い。