エヴァンゲリオン3号機

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名称
人造人間エヴァンゲリオン3号機
型番 EVA-03 PRODUCTION MODEL
機体色
専属パイロット 鈴原トウジ
コア 作中で明示なし

エヴァンゲリオン3号機(エヴァンゲリオンさんごうき)とは、人造人間エヴァンゲリオンシリーズの一体。型番EVA-03 PRODUCTION MODEL弐号機同様、量産を前提としたプロダクションモデルである。

特務機関ネルフアメリカ第1支部で建造されたが、パイロットが見つからず起動実験には至らなかった。その後、第拾七話『四人目の適格者』での4号機アメリカ第2支部消失に恐れをなした米国政府の意向もあって、日本本部に移管されることとなった。日本でも事故を懸念して本部ではなく松代第2実験場で起動実験を行ったのだが、輸送途中に寄生した第13使徒バルディエルによって実験場は大爆発を起こす。総司令碇ゲンドウにより、3号機は破棄されると同時に第13使徒として識別された。本部侵攻の途上で防衛にあたったエヴァンゲリオン弐号機零号機を順に降し、初号機と対峙する。初号機専属パイロット碇シンジが、自分と同じ子どもが乗っていることを理由に戦闘を拒否したため、ゲンドウは操縦をダミーシステムによるものに切り替えさせた。結果として、3号機はバルディエルとパイロットの乗ったエントリープラグごと破壊された。

新世紀エヴァンゲリオンRPG NERV白書』に登場するマリイ・ビンセンスは、3号機開発スタッフの一人と設定されている。


目次

[編集] 名称の表記

エヴァ各機体の名称の設定として、海外で開発建造された機体は算用数字で表記する(弐号機は日本で部品製造、ドイツでは組立・艤装のみ)というものがあり、これに従い、第拾七話『四人目の適格者』及び劇場版『DEATH』では「3号機」とテロップされ、一貫して算用数字の表記となっている。しかしその他の媒体では「参号機」と漢数字(大字)で表記することが多く、バンダイから発売された超合金魂や、漫画『鋼鉄のガールフレンド2nd』などではそのように書かれる。ただし、鋼鉄2ndでは第3新東京市で建造されているとも考えられ、その場合はむしろ設定に忠実な表記と言える。なお、表記の混乱は4号機にも見られる。

[編集] 3号機のコア論争

本編では参号機のコアに誰の魂が宿らされているのかは明確に描写されなかったため、「零号機のコア論争」ほど活発ではないが、一部ファンの間で議論がなされた。

[編集] トウジの母説

初号機や弐号機に専属パイロットの母親の魂が宿らされていたことから類推した説。トウジの父祖父がそろって研究所(おそらくネルフ)勤めであることから、トウジの母がかつてエヴァンゲリオンとの接触実験に参加していた、もしくはなんらかの形で魂をコアの中に回収した、と推測することができる。ただ、トウジの母についての描写・設定が本編に全くないのが難点である。

ゲーム新世紀エヴァンゲリオン2』では、コアにはパイロットの母親の魂が入れられていると説明される。さらに、開発者の芝村裕吏はユーザーの質問への回答の中で、本説を採用していることを明らかにしていた。

[編集] トウジの妹

初号機弐号機の例から、一般に各エヴァに対しその専属パイロットの母親の魂が宿らされていると考えることができる。しかし、放送当時、リアルタイムで視聴していた場合このことは明らかではなく、3号機に宿らされている魂の可能性として提起されたのが本説である。

トウジの妹が入院中であったという事実に付け加え、拾八話における赤木リツコの台詞「一人速やかにコアの準備が可能な子がいます」が、ファンの間で「ネルフが妹が入院しているのを好機ととらえ、トウジをパイロットにすべく何らかの手段で魂を3号機のコアに移したのではないか? リツコの台詞は『パイロットに抜擢するために魂を抜き取る(≒殺す)適当な親族がいるのがトウジである』という意味ではないのか?」という意味に解され「3号機の魂=トウジの妹」説が唱えられた。

前記リツコの台詞の後に、同じくリツコの台詞としてトウジがパイロットを承諾する条件が妹のネルフ付属病院への移転であった旨が発言されるが、これについても母親説からみた「確かに妹は生存しており、コアになってはいない」という解釈と、妹説の「魂の移植をするために付属病院に入院させたのだ」という解釈が衝突した。

このコア論争を招いた原因の一つは冒頭リツコの、「トウジについてのみコアの準備が早急に可能である」旨の台詞であるが、なぜトウジだけなのかについては最終的にも明らかにされなかった。またもう一つの原因として、本第壱拾八話でそれまで忘れられていたかのようなトウジの妹の存在が、ナースのオフレコ等を通じて再度認識されることがあげられる。これについても結果として過去に妹を傷つけたエヴァに自分が乗ることに対する葛藤を表現するための演出であるという解釈のほかに、妹説の根拠として、入院した妹の存在を再確認させることで、トウジについてコアの準備が速やかに可能であることを表現しているといった解釈が行われている。

なお、トウジのパイロット就任との条件から推論できるとおり、トウジがフォースチルドレンとなることを承諾するまで、彼女は一般の病院に入院しており、また、実際に放映されたアニメではカットされているが、第拾八話の脚本決定稿では3号機起動実験の当日の朝に、トウジがネルフ本部の病院に転院する前の妹を見舞うシーンが存在した。加えて、わざわざ妹を新たに使わねばならないとしたら、事前に第壱中学校2年A組に適格者候補を集めておく意味もない。さらに、バルディエルの3号機への寄生がなかった場合を考えると、騙して妹を犠牲にすることは姑息な嘘に過ぎず、その事実がトウジに判明した後に予測される面倒が大きい。これらの点は、この説にとって不利な材料となる。

[編集] 二次創作小説における3号機

本編ではあっさり潰されてしまった3号機であるが、ファンフィクション(FF)においてはトウジと共に参戦して活躍する作品もある。寄生した第13使徒バルディエルが自我を持ち、ネルフに味方する展開を見せる作品もある。トウジの体育会系のイメージからか、白兵戦を意識した仕様という設定にされることが多い。

[編集] スーパーロボット大戦シリーズにおける3号機

原作では死ぬはずのキャラが生存して自軍に加わるなど原作にはないIFの展開も起こりえるスーパーロボット大戦シリーズでは、作品によっては3号機も原作とは大きく扱いが異なる場合もある。『スーパーロボット大戦F 完結編』では隠しルート(事実上バッドエンド)で登場。ただし3号機に搭乗するのはトウジではなく渚カヲルであり、彼に使役されて敵として登場する。当作品ではフォースチルドレンはトウジではなくカヲルという事になっている。『スーパーロボット大戦α』及び『スーパーロボット大戦MX』では原作通りバルディエルに寄生されるが、どちらの作品でもトウジと3号機が撃破されずに済み、トウジと共に自軍に参戦する(『α』では条件を満たす必要がある)。

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