『ふしぎの海のナディア』は、1990年4月から1991年4月まで、NHK総合テレビにて放送された連続アニメーション。
SFの先駆者として知られるフランスの作家ジュール・ヴェルヌの代表作『海底二万哩』のアニメ化であるが、元の企画は宮崎駿が『未来少年コナン』を制作中に構想したもので、その点ではのちの宮崎監督作品『天空の城ラピュタ』とは双子といえる。
GAINAXは、下請けとして本作品のアニメーション制作に関わっており(名義上のアニメーション制作会社は東宝)、ファンの間ではGAINAX作品として認識されている。
庵野秀明が総監督、貞本義行がキャラクターデザインを務め、鷺巣詩郎が音楽を手がけた他、ナディアとエヴァの世界は同一であり、作中に登場するアトランティス人は第1始祖民族と同一とされること(ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』より)、ラミエルのデザインが、本作品の主人公・ナディアの持つ宝石「ブルーウォーター」に酷似していること、碇シンジのキャラクターデザインがナディアをベースにしていること(女シンジ参照)、CD『Bye Bye Blue Water』に収録されているCDドラマ『A.D.1991・東京』でナディアの曾孫に当たる伊藤ナディアという女性が「リツコ」という友人と電話で会話する、番組のクライマックスに登場する発掘宇宙戦艦「N・ノーチラス号」のデザイン設定は山下いくとの手によるもの、など『新世紀エヴァンゲリオン』とは関わり深い作品である。(誤解の無いように記すが、伊藤ナディアの親友の名前が「リツコ」という名であるということであり、赤木リツコではないと考えられる。)また、ナディアからのセルフパロディもエヴァ作品中に散見され、ナディアファンにとっては心憎い演出がエヴァでは為されている。
参考までに、「ナディア」自体にも「トップをねらえ!」からのセルフパロディーが多く見られる。潜水艦「ノーチラス号」の元の名前が「ヱルトリウム」であったり、ラスト近くで登場した宇宙戦艦「N・ノーチラス号」の元の名前が「ヱクセリヲン」であるのはその際たるもの。